淫獣捜査 隷辱の魔罠

【50】 愛しきモノへの奉仕

「では、開始しようか」

 支配人の合図と共に、拘束台に四つん這いで固定された涼子さんと美里さんの目の前に設置されたユニットのモニターに灯が入る。
 小さな台に身体を乗せ上げられて手足は床に鎖で繋がれた彼女らの身体を固定していたその腰のベルトは外された。
 それによって身体を前に出せば、ユニットから生えた人工男根を開口具のリングの中に咥え込む事が出来るようになったのだが、だからといって彼女らが素直にそれをするとは思えなかった。
 しかし、浣腸を施され、アナル栓で排出管理をされてしまっている彼女らは、既に限界を超えて激しい便意に苛まれているのだろう。それに加えて怪しげなクスリと数々の淫具により焦らし責めも受けているのだから、その気丈な理性も吹き飛んでてもおかしくない。

「ぐッ……くぅぅぅン……」
「おッ……おぉン……」

 激しい便意に身体がガタガタと激しく揺れ、蒼白になった肌からダラダラと冷や汗が止めどもなく滴り落ちていく。
 素顔の見える美里さんなどは、眉が辛そうにギュッと折り曲げられ、強い光を放っていた瞳からは光が失せて、涙や涎を垂れ流している今の彼女に勝気だった姿は見る影もなかった。
 そんな彼女はおずおずと首が前へと伸びるのだが、あと少しというところで、僅かに残った理性でそれを押し止めている。

「おッ、意外にもまだ頑張るか。その根性……好きだなぁ、益々俺好みだ」

 俺の横で、美里さんのその姿を見ていたタギシさんが、口元を嬉しそうに綻ばせた。
 そして、それを横目でみていた俺の視線に気がつくと、ニッと白い歯みせて爽やかに笑う。

「ルーキーの方も、いい感じで葛藤しているな」
「えぇ、まだ調教が浅いので、他の男を……となると、あの始末で……」

 苦笑いを浮かべながら肩を竦めて俺はタギシさんに適当に答えると、視線をその涼子さんへと向けた。
 彼女の美里さん同様に、人工男根を咥える寸前で葛藤しているのだが、時折、その視線を隣にいる美里さんへと向けていた。

(やっぱり……涼子さんは美里さんを気にしている……)

 兎刈りの際にも切れかかった涼子さんだ、俺にはスンナリと彼女がこのゲームに参加するとは思っていなかった。

(だけど……潜入する為に奴隷までなった身としては、それは良い選択ではないよ)

 涼子さんの行動を彼女らしいと思う本来の俺がいるのだが、同時に、苛立っている俺がいた。
 更に、紛い物であれ他人の男根を咥える彼女の姿を見たくないという想いもあり、俺の心中は複雑だった。

(彼女の目の前で、ナナさんに咥えてもらって奉仕を受けた上にSEXまでしたというのに……俺も勝手だな)

 妙に醒めて客観的に自分をみている部分がそう囁くのだが、心は簡単に割り切れるモノでもなかった。



 そんな葛藤している彼女らの姿をジッと見下ろしていた支配人が、再び口を開いた。

「折角だから、少し参加しやすくしてやろう」

 そう言って支配人が合図を送ると、彼女らの目の前にあるモニターの映像が切り替わった。
 そこに映し出されたのは、美里さんの方には彼女と仲良く写真に映っていた先輩カメラマンの顔が、涼子さんのモニターには……俺の顔が映し出されていた。

「それをイカせる事が出来たら、連れのカメラマンの怪我を手厚く治療してやろう」

 支配人がそう囁くと、その言葉に美里さんはハッとしたように支配人を見上げた。
 美里さんの視線を受け、支配人は好々爺のような優しげな笑みを浮かべて頷くと、ついに彼女もゆっくりと首を前へと突き出していく。
 目の前のモニターに映る先輩カメラマンの姿を潤んだ瞳で見上げながら、熱く乱れた息を吐き出す開口具のリングへと彼女はゆっくりと人工男根を飲み込んでいった。

 奉仕を開始した美里さんを横目に俺は戸惑いを覚えていた。

「……なんで……いや……」

 顔写真はともかく、男根のそんなデータを取られた覚えは俺にはなかった。
 説明を求めて視線を走らせると、俺を見上げるナナさんとピタリと視線が合う。その途端、彼女は俺にすまなさそうな表情を浮かべた。

「これも役目ですので……」
「そんな……でも、いつ……」

 そこまで言って、彼女が俺に車中で奉仕した事や、涼子さんの治療の際に俺の元を離れた時間があるのを思い出した。

「あぁ、あの時に……か」
「同意をいただいておりませんのに……申し訳ありません」

 律儀に頭を下げるナナさんの姿に、俺はフッと笑うといつのまにか力の入っていた肩から力を抜いて彼女をグッと抱き寄せた。

「――あンッ!?」
「じゃぁ、あとでたっぷりと謝罪でもしてもらいましょうか。ホント……ナナさんにはやられっぱなしですよ」

 胸元に顔を押し付けられたナナさんは、苦笑いを浮かべた俺の言葉を聞くと、途端に瞳を潤ませて口元を綻ばせた。

「はい……お好きなだけ罰を与えて下さい」

 ナナさんの頬に俺が手をやると、彼女は嬉しそうに頬を擦り寄せる。
 その心地よいきめ細かな肌触りを楽しみながら未だに人工男根への奉仕を開始しない涼子さんへと視線を戻すと、ちょうど彼女と視線が交わった。
 そのまま涼子さんを見つめながら、俺は甘えるナナさんを更にグイっと抱き寄せる。すると、涼子さんの肩がまたビクッと震えた。
 ジッと見つめ合う俺と涼子さん。それはほんの数秒であったが、彼女は不意にプイッと顔を正面へと向けると、開口具のリングの中へと人工男根を咥え込んでいった。
 そんな涼子さんの表情は全頭マスクでわからないのだが、今の俺には彼女の表情が見えるかのようだった。

(ふーッ、よかった……世話の焼ける人だ)

 俺は密かに安堵の息を吐き出す。

「……全くですわね」

 そんな俺の胸に顔を埋めていたナナさんは、そっと呟くと口元に意地の悪い笑みを浮かべるのだった。



 そうして2人は便意の苦しみと、淫具の焦らしに苛まれながら人工男根を口の中へと咥え込み、舌を這わせていく。
 遠慮がちだった彼女らであったが、次第にその作業は熱を帯び、首を前後に打ち振りながら一心不乱に奉仕していった。

「うンッ……ふッ……うむッ……」
「ハァ、ハァ……うぐぅッ……ふむ…‥」

 そうして奉仕する事で自らも高ぶっていくのだろう、淫具を押し込まれた腰をもどかしそうに振り、気が付けば腹部を乗せ上げられている台へと局部を擦りつけようとする。
 だが、絶妙に計算尽くされた設備はそれを許さず、あともう少しというところで届かない事でかえって彼女らを焦らさせた。

「あ、あぁぁぁ……」
「うふぅン……あ、あッ……」
 
 切なそうに身体を震わせる彼女らから、次第に奉仕への嫌悪感が薄れていくのが目に見えてわかった。
 特に今まで男根を口に含んだことすら怪しい美里さんは、ぎこちないながらも、まるで愛する恋人に奉仕するかのように、愛おしそうに人工男根へと舌を這わせていく。
 だけど、それが現実の苦しみから逃れるかのようで、見ている俺は切なくなっていた。
 対する涼子さんはまるで怒りをぶつけるかのように荒々しい動作を行っていて、それが俺に対して向けられているのを感じて、密かに苦笑いを浮べた。
 そんな涼子さんも奉仕に没頭しだすと、苦しげに息を乱しながらも次第に人工男根を優しげに舌を這わせていく。その姿を見ていた俺は、涼子さんに車中でしてもらった口腔奉仕を思い出して再び股間を硬くしていった。

「あらあら……また、ここが苦しそうですわね」

 その言葉にも反応せずジッと涼子さんから視線を外さない俺にナナさんはニッコリと微笑むと、足元に跪いてゆっくりとズボンのファスナーを下ろしていく。
 そして、これ以上ないぐらい膨張した俺の怒張を外気に曝け出して、ナナさんはゆっくりとその口に咥え込んでいくのであった。





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