淫獣捜査 隷辱の魔罠

【71】 禁断の肛門性交

 空気を切り裂く音とともに、尻肉を打ちつける鞭の音が円形のホールに響きわたる。

「――ッ、あぁぁぁッ」

 肉体を襲う衝撃にギロチン拘束された涼子さんが背を反らして、リングギャグを噛まされた口から悲痛な叫びをあげる。
 半日前の俺ならば、その声を耳にしただけで鞭を投げ捨てて彼女に駆け寄っていただろう。
 だが、今は逆に彼女の声を聞くとゾクゾクと背を震わせて歓喜に浸ってしまう。
 さらに彼女の声を得ようと、次なる鞭を与えるべく腕を振り上げているのだ。

――ビシィィッ……ビシィィィッ……

 ナナさんが用意してくれたのはバラ鞭と呼ばれる穂先が複数にわかれた鞭だ。
 派手な見た目と音のわりに、それほど威力はない。それでも打撃を何回も受けていれば肌も赤くなっていくわけで、括れた腰から見事な曲線を描く桃尻は、俺の鞭を受けて赤く染まっていた。
 今までの人生で尻を鞭で叩かれる経験なんて普通はない。ましては全裸に剥かれて観衆が見守る中で、拘束されているのなら尚更だろう。
 黒革のアイマスクで目元を覆われた彼女は、恥辱に身を震わせながらイヤイヤと首を左右に振る。

(自らの意志で選んだ潜入捜査で、牝奴隷の姿に身を偽った結果がこの有様だよ)

 意外にお転婆で無鉄砲な彼女に振り回されるのは、幼い頃から慣らされてきたつもりだった。
 だが、今度ばかりは度が過ぎている。

(あぁ、そうさ、彼女が重要なパートナーに俺を選んでくれて舞い上がっていたんだ。その嬉しさから冷静な判断を下せなかったよ)

 こんな無謀な行動は意地でも止めるべきだった。それなのに舞い上がり、彼女に失望されるのを恐れてしまった。
 だから、彼女を止めることが出来なかった時点で俺も同罪なのだ。

(それでも、俺の顔を兄貴と勘違いするなんて、あんまりじゃないかよ)

 地上で全頭マスクを一度だけ外した時に見せた可愛らしい甘え顔にドキッとさせられた。
 良い雰囲気なのだと勘違いした挙げ句、無意識に期待までしてしまっていた。
 だから、彼女の口からのべられた兄貴の名前に深い失望と激しい嫉妬を抱いてしまった。
 同時に、心の奥底に押し込んでいた彼女への強い想いを再認識させられて、それを蓋開いてしまったら、もう後戻りなどはできない。

――涼子さんを俺のモノにする……

 湧き上がる強い欲望に身を任せた俺は、彼女の肉体に自分の存在を刻み込むように鞭を振り続けていた。

「もぅ、このへんで良いと思いますわ」

 鞭を振り下ろした腕にナナさんがそっと手を添えてきた。
 何気ない仕草だが、それだけで俺の動きはピタリと動きを止められてしまう。
 相手の動きの起点を抑えてしまう彼女の不思議な技だ。ただ手を置かれただけなのに、腕が動かせない。
 彼女に促されて視線を戻せば、目の前の涼子さんのお尻は真っ赤に染め上げられていた。
 ガックリと項垂れた彼女、その乱れ髪から垣間見えるアイマスクの下から流された涙が頬を濡らしていた。
 よっぽど鬼気迫る勢いで鞭を振るっていたのだろう。周囲で見ていた会員たちも圧倒された様子で、動きを止めた俺にハッと気づいて、あわてて盛大な拍手を送ってくれる。

「くそぉ、初っ端の美味しいところをルーキーに取られちまったなぁ」

 横で同じく鞭を振るっていたタギシさんがボヤいてみせる。その言葉ほど悔しがっていないのは、浮かべている笑顔が物語っていた。
 彼の手に握られているのは乗馬用の一本鞭だ。俺が使っていたバラ鞭とは段違いの威力の品だ。
 それによって叩かれた美里さんの肌はミミズ腫れになり、所々では血も滲んでいるから涼子さん以上に凄惨な状態だった。

「だが、これでコイツらも自分の身分を思い知っただろうさ」

 奴隷の証であるリングピアスを乳首とクリ×リスに取り付けられて、特殊な波長の音に共振して常に刺激を与えられている。
 その上で秘部をバイブレーターで貫かれて、乳房には透明なカップを装着されている。
 それらの淫具がもたらす肉悦にさらされるが、振り下ろされる鞭の苦痛で肉悦に浸ることも許されずに現実へと意識を引き戻される。
 そうして、彼女ら自分の意志は無視される牝奴隷に堕とされた境遇を再認識させられているのだ。
 あの勝ち気な涼子さんが、リングギャクを噛まされながらも哀訴の呻きを上げていたらしい。それを無視しての圧倒的な暴力を与えていた俺に、会員たちも圧倒されつつも大満足なようだ。
 それらの状況をそっと耳打ちしてくれるあたり、流石は案内役に選ばれたナナさんだった。
 知りたいことを察知して、それとなくサポートしてくれるあたり実に有能だ。俺が本物の上流階級の人間ならば専属の秘書として雇いたいぐらいだ。

「うふふッ、私……高いですわよ」

 俺の心を見透かしたように、そう囁いてみせるナナさん。先ほどの人気ぶりからみても、ここの連中なら彼女のために何億だろうと積んでみせるだろう。
 だから、彼女の言っているのは金額の話ではないと容易に理解できる。
 そして、そのヒントも俺はすでに聞かされていた。

(今更、疑う気もないけどな……)

 どうにも掴みどころのない美女は、先ほどまでの冷たい対応もどこへやら、相変わらず妖艶な笑みを浮かべて俺を煙にまいてくる。
 その彼女の視線を追えば、VIPルームで待つ玲央奈に向けられていた。

(……なんだ? 玲央奈にもナナさんのことを説明したよな)

 なぜか、玲央奈は敵を前にしたかのような険しい表情を浮かべているのだ。
 幸いなことにナナさんの方は気を悪くした様子はない。いや、それどころか愉しそうにしている気配すら漂わせている。
 まるで戯れてくるペルシャ猫をあしらうかのように優雅な笑みを浮かべて見せているのだ。

(やれやれ、頼むぞ)

 彼女らに気を配れるのも、ここまでだった。
 今は注目する会員らを満足させねばならない。

「よぉ、ルーキー。素直になったコイツらに奉仕させてみようぜ」

 タギシさんの提案で、涼子さんらにフェラチオ奉仕をさせることになった。
 地下に降りて最初の洗浄行為の際に、俺の男根を再現したディルドゥで奉仕していたのが思い出される。

(あの時も全頭マスク姿だったな……)

 タギシさんは、どうやらリングギャクは外さないで行うようだ。
 バスローブの腰紐を緩めて、すでに硬く勃起している男根を美里さんの口に強引に押し込もうとする。
 ギロチン拘束で固定された頭部を掴まれては、美里さんもどうする事もできない。頬の涙も乾かぬうちに、口腔を犯されることになる。

「うぶぅぅ……んぐぅ……ぐぇぇぇ」

 強引な挿入によって、初っ端から喉奥を突かれてえづいてしまう。その苦しげに呻くのもサディストな彼には興奮を高めるスパイスでしかないのだろう。

「んぐぅ……ん、んん――ッ」

 顔面に腰を押し付けて容赦なく根元まで押し込んでいくと、すぐに腰を振りはじめた。
 それを横目に俺もバスローブをはだけさすと早速、準備に入る。
 涼子さんによるフェラチオ奉仕は、送迎のリムジンでも一度経験しているが、あの時は全頭マスク姿だった。
 この手で彼女に全頭マスクを被せたとはいえ、正直にいえば涼子さんにしてもらっている感覚は薄かった。
 涼子さんへの想いを隠して神聖化していた結果、フェラチオをする彼女を真実だと認めづらかったのだろう。

(まぁ、全頭マスクで顔が隠れてなければ、彼女を奴隷として連れ歩くなんて出来なかったけどな……だけど、今は違う……)

 光も漏らさぬようピッタリと目元を覆い隠すアイマスクがあるものの、その艷やかな黒髪をはじめ、通りのよい鼻筋にシャープな顎のラインは俺のよく知る涼子さんのものだ。
 確かに目の前にいるのは奴隷姿になった涼子さんだ。そんな彼女を前にしても、もう俺が動揺することもない。
 それよりもリングギャクで開かされた濡れ光る口腔への期待によって、心の中は肉欲でいっぱいなのだ。
 鞭を打っている段階でも腰の男根ははち切れんばかりに勃起していたが、今はさらに血液が行き過ぎて軽く目眩がするぐらいだった。
 肉欲に逸る心だが、それでもゆっくりと彼女の頭に手をのせると優しく頭を撫でてやる。

「あ、あなひゃなの……」

 アイマスクで視界が塞がれているからか、対峙しているのが俺だという確証が持てないのだろう。
 戸惑いの気配をみせる彼女に、応えるかわりに頬へと手のひらをあててやる。
 その温もりでようやくホッとしたようで、その感触を確かめるように頬を当ててくる。

「じゃぁ、いくぞ」

 彼女の頭を両手で掴むとリングギャクで開かれた唇へと猛る男根を押し入れていく。

「んッ、んん――ッ!?」

 緊張していた車中とは違い男根は激しく膨張していた。
 そのことに戸惑う涼子さんに構わず、彼女の鼻へと腰を押し付けるようにして喉奥への侵入を果たしていく。
 そうしてリムジンの時よりもひとまわり太くなったモノでグイグイと口腔の粘膜を抉り、喉奥へと突き入れていった。

「――ぐッ、うぐぅぅッ」
「さぁ、喉を開いてッ、そうしないと苦しいだけだよ」

 あくまで口調はゆっくりと落ち着いた雰囲気を維持しつつ、行動は容赦なくだ。
 タギシさんのプレイから会員たちの反応をみて、俺が判断したポイントだ。
 その予想通り、会員らの反応も上々のようだ。気をよくした俺は、そのまま根元まで涼子さんに咥えさせる。
 その間にも激しくえづいて、背中を丸めての痙攣もみせていた涼子さんは、肉茎を咥えた口端から胃液を漏らして、鼻水や涙を垂らしている。
 それでも必死に俺のものを咥え込もうと頑張ってくれる。その健気な彼女の様子に俺の口元も綻びそうだ。
 そうして涼子さんは、どうにか根元近くまで呑み込むことに成功するのだった。

「よーし、しっかり舌を絡めて喉で締め上げるんだ」
「んッ、うふぅン……んんッ、うむぅぅン」
「おッ、くぅ……凄い上達してるな」

 リムジンの時はお互いの緊張もあって、ぎごちなさはあったが、それでも激しく興奮させられた。
 その時は、フェラチオに不慣れながらも一生懸命な感じに感動させられたが、短い間にそれから随分と上達しているのがわかる。
 俺のツボを的確に把握してるかのように舌先で刺激してくるのだ。リングギャクで口の動きに制限がなければ、俺は果てていたかも知れない。
 先ほどの鞭の意趣返しなのか、たじろぐ俺の様子に気をよくしているのが気配でわかる。

(なんで、こんなに上手くなっているんだ……まさかッ!?)

 そばに控えているナナさんに目を向ければ、彼女は意地の悪い笑みを浮かべていた。
 そのことで彼女による調教の成果なのだとわからされる。ほんの僅かな時間で、ここまで上達させられるのかと驚嘆させられた。
 恐らくナナさん自身が俺の体を触れた際にツボを把握していたのだろう。そう推測してみたものの、事実なら恐るべき指導力だろう。

(彼女からしたら、支配人仕込みのシオさんの調教は相容れないのだろうな……)

 複数の奴隷から生贄を出させて、優劣をつけて極端な飴と鞭を振るう、そんな方法とは対象的だろう。
 横でタギシさんに激しいイラマチオを受けている美里さんが、シオさんによってどんな目にあっていたのかわからない。
 だが、勝ち気そうな彼女が従順になっていることからも、かなり激しい調教を受けたのだと想像できる。
 彼女には悪いが、ナナさんが介入してくれて本当に良かったと思う。
 もちろん、それが善意だけで行われたと思うほど俺もお人好しではない。

(やはり、あれは本心なのか……)

 彼女に耳打ちされたあの言葉が思い出される。
 それを鵜呑みにするか迷っていたが、もはやここまでくれば信じるしかない。
 ナナさんを見据えてみせるだけで、俺の決意を汲み取ってくれる。彼女はニッと口元に笑みを浮かべてみせた。
 そのゾクリとさせられる笑みは、毒があっても手を出さずにはいられない妖艶な美しさがあった。

(やっぱり、本心が読めない女性だな)

 気を取り直して、今は涼子さんに意識を集中させる。
 艷やかな彼女の髪を掴みながら腰をゆっくりと俺も使いはじめた。

「うぶッ……おッ、おごぉッ」

 黒い茂みを鼻先にぶつけられて、涼子さんは喉奥まで犯されて苦しげに呻く。
 だが、それでも彼女の舌腹は俺の肉茎をこすりあげて、喉で締め上げてくるのだ。
 その心地よさに思わず唸り声をあげると、さらに気を良くしたのか締まりは強くなる。

「うぉ……っと、と」

 危うく出しかけて、彼女の口から引き抜く。
 するとリングギャクの穴なからは、名残り惜しげに蠢く舌が覗き見える。

(こんな初っ端で果ててたらダメだからな)

 すでに今夜は何度か精を出してて、涼子さんの口腔奉仕も車中で堪能済みだ。これからの愉しみのためにも無駄撃ちは避けたかった。 
 それは横で美里さんでイラマチオを堪能していたタギシさんも同様なのだろう。頷きあうとそのままお互い奴隷たちの背後にまわりこむ。
 すでに秘処はディルドゥで埋まってしまっている。だから狙うは、その上で窄まるアナルだ。

(やはり、キッチリと仕上げてきたな)

 浣腸によって腸内洗浄までされた処女地は、指で触れると柔らかくほぐれているのがわかる。
 ナナさんによってシッカリと下準備がされているのだろう。俺の問い掛けの視線に彼女は黙って頷いてみせる。
 初めてのアナルセックスへの期待に逸る気持ちを抑えつつ、涼子さんの唾液で濡れ光る亀頭を菊門へと押し当てる。
 ゆっくりと腰を送り出せば、さしたる抵抗もなく菊門は亀頭を受け入れて、肉棒が徐々に埋没していく。
 その彼女の口からは苦痛の呻きは聴こえない。それどころか、挿入を深めていくと陶酔の気配を漂わせてきていた。

――涼子さんのアナル処女をいただいたッ

 そう思うには呆気ない結末に一抹の寂しさを感じてしまうが、すぐに一転して引き絞りはじめた括約筋に、肉茎が千切られそうな勢いにさらされた。
 同時にヌルヌルとした腸壁がピッタリと巻き包み、それが生み出す感覚の甘美さに酔いしれてしまう。
 憧れだった涼子さんとの初めてのセックス、それ
もお互いが初体験なアナルセックスともなれば、興奮も昂りすぎるほどだ。
 眼の前で揺れる桃尻を掴んで、一気に根元まで押し込んでいく。

「――あぁン」

 ズンと腰を押し付けてアナルを深々と貫かれて、涼子さんが甘えた声をあげた。
 その声がもっと聞きたくてピストン運動を開始すると、彼女はリングギャクで噤むこともできずに、突くたびに甘い声を放ってしまう。
 スムーズになった俺のピストン運動に、涼子さんも腰を振り、豊かな乳房を揺らす姿に感動をおぼえてしまう。
 これで長年の秘めた想いが達成された訳だが、これで満足したら駄目だ。捜査のためだったと言い訳できないぐらい彼女には被虐の魔悦を心身に刻み込んでもらう必要があった。
 そうして、他では得られない肉欲を満たせる俺から離れなくするのだ。
 そんな邪悪な考えを俺が持っていると気付かれぬうちに、どれだけできるかに今後が掛かっている。

――命すらも危うい潜入捜査の最中でありながら、俺は自らの欲望を満たそうとしていた……

 知らぬ間に浮かんでいた邪悪な笑みに、ナナさんは複雑な表情を浮かべ、タギシさんは愉快そうに眺めていたのだが、その時の俺は気づきもしなかった。
 その時だけは全てを忘れて、愛しの涼子さんを堕とすべくアナルを犯し続けていたのだった。

「あぁ、凄くイイッ、アナルは俺もはじめてだけど最高じゃないか」
「あンッ、ああぅぅぅ……あふぅぅぅン」

 あきらかに涼子さんも、はじめての俺とのアナルセックスで感じてくれていた。
 幼い頃から付き合いのあった義理の弟と排泄器官で繋がる、その異常な状況に興奮しているのだ。
 艶めかしく媚びのふくんだ反応に、確かな手応えを感じて俺の興奮は高まる一方だ。
 その涼子さんに追撃をするように秘処を占領していたバイブレーターが、俺の動きにあわせてピストン運動を開始する。
 同時に、双乳に張り付く透明カップの中では無数の触手が蠢きはじめる。
 蠢く触手はピンク色のイソギンチャクのように生々しく動いてみせるが、これまでの淫具と同様に馬鹿みたいな大金を注ぎ込まれて開発されたメカなのだろう。
 まるで指のように器用に乳房を揉みたてるタッチは多彩だ。
 まるで女性の性感を理解しているように優しいタッチで焦らしたかと思うと、不意をつくように荒々しく揉んでもくるのだ。
 そして、膣洞を抉りつづけるバイブレーターは俺の男根を正確にコピーしたものだ。
 こうして、はじめてアナル処女を俺に捧げている一方で、疑似男根で膣奥まで俺のサイズや形を彼女の肉体に覚え込ませている。
 二本の俺の男根に同時に犯される経験は、彼女の性経験にはないものだろう。

(これに逝き慣らされたら、もう普通のセックスには戻れないかもな)

 そんな邪まな考えに浸りながら、甘美な彼女をアナルを堪能していく。
 そうして、涼子さんの喘ぎが高まるほどに、俺のサディスティックな快感は倍増していくのだった。

「おら、もっと感じろッ、お尻を掘られて気持ちいいだろう?」

 俺の囁きに恥ずかしげに首を振るう涼子さんだが、深々と貫いた男根で腸内をかきまわしてやれば、ビクン、ビクンと裸体を震わせる。
 その反応をせせら笑い、尻肉をバチンと平手を打ち下ろす。
 すでに鞭で赤みを帯びていた尻肉に、クッキリと手形が刻み込まれた。それを見ればジンジンと痺れる手の痛みは心地よいぐらいだ。
 パンパンと腰を打ちつけながら、次々とスパンキングをお見舞いしていく。
 苦痛と快楽が混ぜられた複数の刺激を受けて、翻弄されながら彼女の心身は慣らされていく。
 徐々にだが確実に涼子さんの奴隷化は進んでいた。これから俺は彼女を助けるではなく、俺のモノにするためにそれを利用していくのだ。


「アナルも気に入ったようだね、そろそろイキたいのだろう?」
「う、うぅ……ひゃ、ひゃい……」

 激しい興奮に顔を真っ赤にさせながら涼子さんは、躊躇するもアイマスクで覆われた美貌を確かに頷かせた。
 怒張をギリギリと締めつける腸洞の感触に、俺の方も限界が近かった。
 仕上げのピストン運動に入り、涼子さんの喘ぎは止まらない。

「くぅッ……い、いくぞッ」

 ツンと上を向いた美尻を押しつぶして、ついに彼女の直腸へと念願の精を放ってみせる。

「あぁぁぁッ、ひくぅぅぅッ」

 腰を震わせて勢いよく吹き上げる白濁の精液。その衝撃に、彼女も裸体を震わせていた。
 そうして、倒錯した肛門性交の果てに俺と涼子さんは揃って、今まで経験したこともない激しいエクスタシーを迎えていた。


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