淫獄病院 囚われし美しき患者たち

【4】 白き医師

 霞は部屋の電化製品からコードを抜き取ると、翔子のスラリとした両脚をそれぞれ折り曲げ、足首と太股にグルグルと巻きつけた。そうして、翔子をM字開脚の状態へと縛りつけ、更には余ったコードの端をベッドの脚に括り付け、縛られた両脚を閉じれないように固定した。
 既に両手を頭上のダッシュボードに縛られている翔子は、水色のローライズショーツを着けているとはいえ秘部を曝け出す格好でベッドに縛り付けられてしまった。

(なんで……私がこんな目に……)

「ふふふ、何人もの男たちを蹴散らし、あんなに勇ましかったお姉さまが、なんてヤラシイ格好してるのでしょうね」
 
 翔子を冷たく見下ろしながら、霞は嗜虐の笑みを浮かべた。

「くぅぅぅぅ……」

 そんな彼女の言葉に、翔子は耳まで真っ赤に染め上げると、霞の視線か逃れるかのように恥ずかしげに顔を背けた。

「でも……引き締まって綺麗な身体だわ」

 常日頃から欠かさぬトレーニングで引き締まった翔子の身体には、無駄な脂肪がなく、同姓から見ても魅力的なボディラインを描いていた。
 そんな彼女のボディラインをなぞるように、霞の指がゆっくりと這っていく。そして、曝け出された太股の内側をツツーッと根元に向けて霞の指を這うと、その太股がピクピクッと引き攣った。

「ぐッ……ぐむッ……くぅ……」
「ふふふ、敏感なのね。お姉さまは……」

 ショーツの上からその細くて繊細な指で肉丘をさするように動かすと、そのまま下に這わせ布越しに秘肉の谷間とアナルの間を何度も指を這わしていく。

「ぐッ! ふぅ、うッ! くぅ……」

(……あぁぁぁ、やめて……霞さん……)

 翔子はその指を避けようと腰を左右に振るが、それがかえって霞の加虐心を煽る結果となった。

「あらあら、腰をふっちゃって……ふふふ、そんなにガッツかなくても大丈夫よ」

 激しく首を振って否定する翔子の姿を横目に、霞は翔子のカバンから探し出したソーイングセットからハサミを取り出すと、ショーツの脇のヒモに刃先を入れる。

「んんんッ!?」
「さーと、お姉さまのを拝見するわね」

 無残にもショーツの両サイドが切り裂かれ、翔子の股間から布切れと化したソレがスルリと抜き去られる。

「――んぐぅぅッ!!」
「ふふふ、綺麗なピンク色ねぇ。とても年上と思えないぐらいだわ」

 霞は、そうして剥きだしにた翔子の股間に顔を近づけると、指で秘肉を強引に押し開いた。

「うぐーッ!!」
 
(いやーッ!!)

 他人に秘部を向き出しにされ観察される恥辱に、翔子はますます顔を真っ赤に染め上げ、イヤイヤと首を左右に振り立てる。
 そんな彼女の反応に、霞はゾクゾクっと興奮で身体を震わせると、息を乱しながらゆっくりと翔子の秘部へと口を近づけていく。そして、わざと派手な音を響かせて秘肉の裏側に舌を這わせ舐め始めた。

ピチャプチャプチャッ……

「ぐぅッ! むふぅ! むふぅぅッ!! うううぅッ!!」

 秘肉を舐め上げる舌の感触に、翔子はビクッと身体を震わせた。そんな翔子の様子に、霞は目を爛々と輝かせると、嗜虐の笑みを浮かべ、彼女の下半身に両手を回してガッシリと抱え込んだ。そうして、翔子の秘部へと口を埋めると、舌先を彼女の膣内へと挿し入れた。

「――うぐッ!?」

 霞によって与えられる刺激から逃れようと、翔子は身体を必死に捩った。だが、ベッドにしっかりと拘束された身では、微かに身体が揺れただけで、吸い付いたようく秘部に顔を埋める霞を振り払う事などとうていおぼつかなかった。
 ピチャピチャと霞が美肉を貪る音と共に、くごもった翔子の悲鳴だけが部屋に響き渡る。

「ふふふ……嬉しい、お姉さまのクリトリスがこんなに大きくなってきたわ」

 秘肉を掻き分け、プックリと充血して勃った翔子の肉芽を探し当てると、霞は二本の指でゆっくりしごきはじめた。

「ひぐぅッ!!」
「ふふふ……ビクッて反応して、お姉さまは敏感なのね」
「むふーッ! うむぅーッ! ううぅぐーッ!!」

 霞の指先で肉芽をしごかれるたびに、翔子の喘ぎが口に押し込まれたタオルの奥で放たれる。彼女の目は見開かれ、目端から涙を流しながら、しごかれるたびに腰が激しく跳ね上がった。

(だめぇぇ、し、刺激が強すぎるぅぅ!!)

 秘肉を舐められ、肉芽をしごかれるたびに目の前が白くなり目の奥で火花が散るような快楽が続く。それが次第に間隔を狭めてくるのに恐れ、激しく首を振った。

「ふふふ、イクのね。さぁ、まずは一回、お姉さまのイク姿を私に見せてね」

 更に霞による愛撫の激しさを増していく。

「う、うーぐッ! うぅぅぐッ! うぐぅぅぅッ!!」

(イ、イク! イク!! イッちゃう!!)

 やがて翔子の目の前が完全に真っ白に染まると、その意識は意識は闇に落ちていった。


 既に陽が暮れ、窓から差し込む僅かな月明かりの中、翔子は霞の拘束具を着させられ、拘束されていた。
 細い首には奴隷の証である黒革の肉厚な首輪はしっかりと嵌められていた。そこから垂れ下がったベルトが翔子の大きくは無いが形の良い美房を根元から縊り出し、更には背後で組まされた彼女の両手首、二の腕へと巻き付き、ガッシリと上半身を後ろ手に拘束していた。
 更に、乳房を持ち上げるように腹部もを締め付けるコルセットによって、これでもかというほどウェストが締め付けられ、スラリとした脚は胡坐のように足首を交差するようにバスローブの帯で縛られ、その状態でベッドの上で四つん這いさせられていた。
 後手に拘束されている為、膝と肩で身体を支える形になり、黒革の拘束具で搾り出された美乳は体とベッドに挟まれ無残に潰されている。
 そうして、高々と突き出された股間には、フロントより取り寄せた大小のバイブレータが鈍いモーター音を響かせながら二穴を塞ぎ、愛液をシーツへと撒き散らせていた。
 そんな状態でさせられながら翔子は、開口具を噛まされ口を霞の秘部へと押し付けられ、まるで奉仕するかのように舌で舐めさせられていた。

「あぁぁ、もっと! もっと奥までシッカリ舌を入れなさい! お姉さま!!」

 霞は、左手で翔子の頭を掴み自らの股間に押し付けると、右手にもった濡れた手拭いを高々と突き出された尻肉へと打ち下ろす。
 その度にバチーンッと肉を打つ鈍い音が部屋に響き渡る。

「ぐッひぃぃぃ!!」

 尻を打ち付ける激しい衝撃に、翔子は拘束された身体を仰け反らビクビクッと震わせた。だが、すぐさま首輪の鎖をグリッと引かれ再び頭を押さえ込まれ、同姓の秘部への奉仕を強要させられた。
 それが少しでも遅れると、再び濡れ手拭いが振り下ろされる。翔子は開口具から必死に舌を伸ばして、ピチャピチャッと奉仕作業を再開させた。
 何度も、そうして叩かれたのだろう、白かった翔子の美尻は、両方ともスパンキングによって真っ赤に染まっていた。

「ふふふ、今、叩かれて軽くイッたでしょう? 勝手にイクなんて悪いお姉さまねぇ」
「ゆ、ゆるひて……ゆるひてくだひゃい……」

 翔子は霞の秘部に顔を埋めながら、涙目で必死で哀願する。その姿は、数時間前とはまるで別人のようであった。
 キリリとした凛々しい眉は苦痛と快楽でキュッと歪められ、気の強そうな切れ長の瞳には、強い意志の光が失われている。そんな彼女のスラリとした細身の体には、奴隷のように黒革の拘束具で縛められ、首には隷属の証である首輪を嵌められていのだった。
 翔子の真っ赤に硬く尖った肉芽と乳首には根元にギュッと糸がきつく巻き付けられ、それぞれピンクローターが括り付けられているのだった。
 彼女が、秘部を責め立てる刺激に、切なそうに身悶えするたびに搾り出された美乳がプルプルと揺れ、二穴に差し込まれたバイブレータが与える快楽によって、愛液を垂れ流し勝手に蠢く腰を止められずにいる姿は、盛りの付いた雌犬のようであった。

――コンコンコンッ……

 不意に部屋のドアが3度ノックされた。
 その音を聴いた途端、それまで嗜虐の笑みを浮かべながら興奮していた霞の表情がスーッと消えた。表情を消したままスクッと立ち上がると、なにも身に着けず全裸のままでドアまでスタスタと歩き出した。そうして、来訪者が何者であるか確認するでもなく、無造作にドアの鍵を外すのだった。
 そのドアが、ゆっくりとドアが開いていく。すると、看護師のような白衣を着た二人の屈強な男が部屋に入ってきた。その2人がすぐさま室内の安全を確認すると、続いて、研究者か医者のように白衣を纏った細身の男が入ってきた。
 その男は背中まであるような長い白髪を首の後ろで纏めていた。歳は30代後半という所だろうか、白髪のせいもあり正確な年齢がよくわからない男だった。

「よく連絡をしてくれたねぇ。最後の調整前だったので、逃げ出したと聞いてヒヤヒヤしたよ」
「いいえ……逃げ出した私が、どうかしていたんです。白烏先生」

 白烏(はくう)と呼ばれた男は、にこやかに笑いながら霞の頭を優しく撫でると、ベッドに転がる拘束された翔子に視線を移した。

「まったく邪魔が入ったおかげでスケジュールが狂ってしまった……が、思わぬ拾い物をしたかもしれないね」

 まるで品物の品定めをするかのような冷たい視線で見られ、翔子は自由の利かない身体を縮こませた。

「霞は病院に戻って、すぐに再検査をしよう、いいね」
「はい、白烏先生」

 白烏の言葉に、霞はさも当たり前のように頷いた。

「……さて、この女性には、申し訳ないがウチの病院に緊急入院してもらおうか、いろいろ知ってしまったからね」
「申し訳ありません。余計な手間を取らせてしまって……」

 その言葉に、霞は申し訳なさそうに俯いた。白烏は、そんな彼女に苦笑いを浮かべると、肩にポンと手を置き、耳元で優しく囁いた。

「なぁに、特別病棟でじっくり治療して差し上げるさ。それに、こんなに美しい患者なら大歓迎さ。もちろん霞にも手伝ってもらうよ?」

 その白烏の言葉に、それまで不安そうにしていた霞の顔がパッと輝いた。

「さて、それじゃぁ行こうか」

 白烏は二人の看護師に次々と指示を出すと、霞の肩を抱き部屋を出て行った。
 二人の看護師は恭しく頭を下げそれを見送ると、まずは翔子の移送作業へと取り掛かった。
 その翔子はベッドの上からずり落ち、芋虫のように這って必死に逃げようとしていた。

「おいおい無様な姿だなぁ、こうして縛られていたら、自慢の空手は使えないよなぁ」
「月明かりでわかんなかったけど、凄ぇイイ女じゃねぇか」

 どうやら2人は、昨夜、翔子によって倒された男たちのようだった。
 
「それ、じゃぁ……行こうか」
 
 男たちは、拘束され霞による数時間にわたる責めによって足腰の立たない翔子を両脇から掴み上げると、引きずるようにして室外へと連行する。

「いは……はなひへ……」

 翔子は、必死に抗おうと身体を揺する。だが、締め付ける拘束具がギチギチッと軋む音を立てるだけで、屈強な男たちの手を振りほどく事は出来なかった。
 そして、外に出ると、そこには一台の白いバンが後部扉を開いて停まっていた。バンの側面には、白い烏のマークと共に「白烏精神病院」と描かれていた。
 男たちは抗う翔子を軽々と持ち上げると、車内の設置されたストレッチャーにベルトで次々と縛り付けていく。

「いひゃ……いひゃぁぁぁッ……た、たしゅけてぇ……」

 翔子は恐怖で涙を流しながら弱々しく首を振る。だが、開口具によって声にならない翔子の悲鳴は、後部ドアがバンッと音を立てて閉じると完全に聞こえなくなった。
 そしてバンは静かに走り出すと、月夜の闇の中へと消えていった。


―― 山奥の暗き森の中…… ――

―― その奥深くにある高き塀と古びた鉄の門…… ――

―― 厚く重い鉄の門をくぐりぬけると、その建物は現れる…… ――

―― 『白烏精神病院』 ――

―― 今日もまた、泣き叫ぶ美しき患者たちが拘束され、車椅子に乗せられて、ゆっくりと治療室へと運び込まれていく…… ――
 
 
 


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