魅惑の女 −喰らうは禁断の果実−

【4】 対面する母娘

 五人組は狩野が主催する鬼畜サークルに所属する大学生である。
 メンバーは屈強な狩野を除けば、ごくまともな学生にみえる。だが、いずれも内面は凶悪なサディストな集団なのだ。
 彼らは、メンバーが墜としたいターゲットを見つけると残りが情報収集や実行をサポートする。
 その活動資金の獲得は、裏サイトでの調教動画の配信にはじまり、乱交パーティー開催、奴隷売春など多様だ。
 そんな彼らの毒牙にかかった女は数知れず、風俗に沈められたり、行方不明になった者もいるのだ。
 サークルを立ち上げて三年が経ち、メンバーの結束も強まっていた。

「なら、もっと楽しくしようか、ちょっと準備してくるから、その女に口枷を噛ませておいてくれよ」

 それだけで瞬時に全員が趣旨を理解していた。すぐさま連携して嫌がる京香に口枷が装着される。
 ゴム栓のある筒を噛ませるフェイスクラッチマスクという開口具だ。口元が黒革で覆われ、耳下と頭頂部を通した通したベルトが後頭部で絞めあげられる。

「――あがッ……ぐぅぅッ」

 限界近くまで強制的に口を開かされ、すぐに顎が悲鳴をあげる。ダラダラと溢れる唾液が開口具との隙間から滴り落ちていく。

「ついでに脚もM字に縛っておくか」

 京香の左右の脚が、それぞれに縄掛けされる。折り曲げた太ももと脛にグルグルと麻縄が巻きつき脚の自由が奪われた。
 両腕を背後で縛られた京子は、M字開脚になるよう固定され、ゴロンとマットの上に転がされる。
 乱された着物は、すでに乳房や股間を隠すこともできない。突き出された秘部からは注ぎ込まれた精液が未だに溢れでて、強制排泄させられた肛門は紅く口を開いている。

「オ×コもケツ穴も丸見えだな」
「おッ、意外に毛深いッスよね」
「だが、マ×コの方は綺麗な色だなぁ? もっと見えるように剃ってやれよ」
「畏まりー、熟女がツルツルのパイマンとか無様すぎて高ッスよね」

 慣れた手付きがシェーピングクリームを塗付けられると、カミソリで剃り上げられていく。

「動いたら切れるッスからね、ジッとしててくださいよっと……そら、できた」
「……うぅ」
「これでクリちゃんもバッチリっすね、結構、大きくッスねぇ」

 秘部をさらさせて品評されることに、恥辱で赤面する美貌を逸らす。すると、アップにまとめていた黒髪がハラリと解けてしまう。
 乱れた黒髪で表情が隠れるが狩野がそれを許さず、すかさず掻き上げてしまう。せめてもの抵抗と、京香はフェイスクラッチマスクを装着された美貌でキッと睨み返した。

「そんなナリで睨みつけるかよ……ははッ、いいねぇ、母親も墜としがいがあるじゃねぇか」
「へぇ、髪を下ろすとまた印象が変わるッスねぇ」
「あぁ、着物姿だから麻縄で縛ってみたが、これならボンデージ衣装でも楽しめそうだなぁ」

 手足の自由を奪われて肉達磨となった京香を、狩野は軽々と抱えあげてソファに座る。そのまま、膝の上に乗せると背後からアナルへと結合する。

「うぅぅ……うぐーッ」
「俺のデカマラもしっかり咥えこめるな、この強烈な締め具合といい、最高のアナルで気に入ったぜ」

 背面座位の位置でアナルと繋がり、背後から乳房を揉みたてれば、他の二人も電マを手にして京香を責め立てる。女の扱いに長けた青年らは、実に巧妙に快楽の弱点を避けて焦らさせる。

「突いて欲しいのか? 残念だったな、今はお預けだ」
「うふ……う、うぅ……」
「おっと、あっちも準備できたようだな、ほら会いたがった娘さんを連れてきてやったぜ」

 寝室に戻っていた二人が手にしたリードを引くと、扉の向こうから全裸の麻沙美が姿を現した。
 ヨロヨロと歩かされる娘は、背中まであった自慢の黒髪が無造作に切られ、ベリーショートになっていた。深紅の首輪を嵌められた無惨な姿に京香の目が見開かれていく。
 逃走防止なのか足枷同士を二十センチ程の鎖で繋がれ、後ろ手はアームバインダーという袋状の拘束具で自由を奪われている。その上、アイマスクで視界まで奪われているのだ。
 素肌をさらす全身には無数のピアスが貫き、様々な紋様のタトゥーが彫られてしまっている。そこに菱形状に組まれたハーネスが絡みつき、スレンダーな体型にしては豊かな乳房を根元から絞り出し、括れた腰をさらに締め上げていた。
 股間にあるべき柔毛は京香同様に剃り落とされ、露出した陰核を貫くリングピアスにリードが繋げられているのに気が付く。
 その上、二穴からは何本もの派手な色のコードが伸び、テープで太ももに固定された同色のボックスに繋がっていた。
 ウィンウィンと低く響くモーター音、そして小刻みに震える太ももを伝う愛液で、それが秘部に淫具を挿入されているのだと容易に想像できた。

「喜べ、今日から牝豚仲間ができたぞ、俺たちを相手するのが半分になって楽できるなんて思うなよ。先に飽きたらヤクザにでも売っぱらうからなぁ」
「そうなりゃ、ヤク漬けにされて地下で変態どもの相手を死ぬまでやらされるぜ」
「そうそう、この前のキャリアウーマンなんか、地下サイト用のポルノ女優としてデビューしてたぜ、血も飛び交う猟奇的な内容で流石の俺の引いちゃったぜ」

 アイマスクで目の見えぬ麻沙美に耳元で囁いて脅しかける。どうやら京香の正体を隠したまま、競争相手としてけしかけようとしているのだ。

「うーッ、うぅーッ」

 京香は娘に呼びかけようにも口枷で、くごもった声にしかならない。青年らの狡猾さと残忍さ、そして自分の迂闊さを呪う。
 突然聞こえた唸り声に麻沙美もビクッと身を震わせる。だが、考えると間もなく背中を押されて京香の前へと膝をつかされる。

「まずは、先輩奴隷として手本をみせようか」

 口先に突きつけられる男根の気配に、諦めの様子で舌を伸ばす。

「はふ……ふぅン……んん……」

 亀頭部をはじめ、その傘の裏、肉茎へと舌を這わせ、舌裏を擦り付けるようにして自らの唾液を塗るつけていく。

「おぅ、すっかりフェラ奉仕も板についたね。ついこの前まで処女とは思えないな。俺のツボもちゃんと学習して偉いぞ」

 優しく頭を撫でられ、心なしか奉仕に熱が入る。ヌラヌラと球筋まで唾液をまぶすと、ゆっくりと口に咥えていく。
 処女を奪われてから一ヶ月近くにも及び、フェラチオ奉仕も徹底的に仕込まれていた。メンバー各々の男根の形を覚え込まされ、それぞれの快楽のツボも熟知させられた。
 少しでも屈辱的な口腔奉仕を終えたいためとはいえ、結果的に彼らの望むスキルを覚え込まされたのは辛かった。
 せめて、その憎しみをぶつける様に奉仕に没頭する。だが、肉棒を咥えながら男性フォルモンを嗅がされると、淫らに改造された肉体はそれを求めて強制的に発情してしまうのだ。
 ポタポタと滴る愛液はその量を増し、床に水溜りを作り始めていた。

「はははッ、物欲しそうに腰が揺れてるぜ。もぅ、チ×ポが欲しいのかい?」
「……ふーッ……ふーッ……ぷはッ……は、はい……卑しいマゾ豚奴隷の麻沙美のマ×コに……んんッ……ご、ご主人様のぶっといチ×ポで……あぁン……犯して下さい」

 アイマスクで見えないとはいえ、母親の前で犯してくれと懇願する娘。男に欲情して上気した横顔に、京香の瞳が涙で濡れる。
 その様子に青年らは顔を見合わせてニンマリすると、カメラでしっかり記録していった。

「あぁ、良いとも……ただ、新人ちゃんが寂しそうにしてるからな、お前が慰めてやれ」

 股間から淫具を抜き取るとバッグから犯し始める一方で、剥き出しの京子の股間へと麻沙美の顔が埋めさせられる。

「――はぁぁぁン」
「おいおい、挿れただけで軽く逝っちまったか。でも、サボるなよ、少しでも口が疎かになったらすぐに止めるからな」

 その言葉に麻沙美は誰ともわからぬ女性の秘部へと舌を這わせ始める。女性とのレズ行為は、メンバーの一人が保有する牝奴隷と何度もさせられていた。
 相手は一流商社で総合職に勤めていたキャリアウーマンだったが、彼らの毒牙に掛かり牝奴隷に墜とされた女だった。
 幾度なく絡まされ、女性特有のねちっこい愛撫で何度も絶頂を経験させられていた。同じ境遇で心の繋がりを感じていた相手であったが、先程の話では、その彼女も売り飛ばされてしまっているようだった。
 その悲しみを噛み殺し、その時を思い出して愛撫を行う。舌先で肉襞を入念になぞり、充血してプックリと勃起する陰核を舌で転がす。

「うふーッ、うぅーん」

 荒々しい鼻息と見るみる増えてくる愛液の量から手応えを感じ、麻沙美はさらに愛撫を激しくしていく。
 娘に秘部を舐められて悶え喘ぐ母親。血は繋がってないが、背徳感は充分だった。
 パンパンと腰を打ちつける肉音を響かせながら激しいピストン運動で母娘を追い込んでいくと、狩野も京香のアナルを犯し、残るメンバーもカメラ構え、電マ片手に援護射撃をしていく。

「おらおら、ケツにまた注ぐぜ」
「ぐふーッ、んっぐぅぅぅッ」
「ほら、こっちも出すぞッ、麻沙美も逝けよ、逝っちまえッ」
「んんッ……ぷはッ、あぁぁ、逝くッ、逝くッ、麻沙美もオ×コ逝きますぅ」

 青年らの生出し射精を合図に、母娘で盛大に絶頂を迎える。お互い拘束された身を反らすと跳ねるように腰を振り、盛大に潮を振りまいてビチャビチャと床を濡らした。
 その光景にカメラを構えていたメンバーたちも盛大に盛り上がる。

「母娘レズで潮吹き絶頂なんて、今度の配信もイケるッスね」
「……うぅン……え……今、なにを……母娘って?」
「バカッ、もぅネタばらししてんじゃねぇよ」
「たっく、しょうがねぇなぁ」

 メンバーの失言に麻沙美も状況にようやく気付きはじめる。
 アイマスクを剥ぎ取られ、眩しさに閉じられた瞼を恐る恐ると開いていった。

「――あぁ、お義母さんッ」

 いまでレズ愛撫していたのが自分の母親だと知り、顔面を蒼白にしていく。

「娘に会いたくて訪ねに来てくれたらしいぜ。だから、俺らなりに歓迎してやったのよ」

 勝ち気そうな眼差しは以前ほど光はなく、憔悴した様子の麻沙美であったが慕っていた義母が犯されたと知るとる悲痛の叫びをあげる。

「あぁ、あんたら、なんて事を……お義母さん……京香さんに、こんなことを……」
「そう落ち込むなって、これからは母娘でいっしょに調教してやるから寂しくないだろ?」
「親子丼ははじめてだよなぁ、動画の配信数も期待できそうじゃん」
「違うッ、違うのよ……あんたたち……もう楽には死ねないからね」

 顔面から血の気をひいてガクガクと震える娘に青年らは怪訝の表情を浮かべる。
 だが、その理由を問い詰める前に来訪者を知らせるチャイムが鳴った。

「おッ、注文した品が来たようだぜ」

 モニターに映る配達員の姿を確認し、メンバーのひとりが受け取りに玄関へと向かう。
 だが、異変はすぐに起こった。ドタドタと激しい靴音とともに屈強な男たちが室内に乱入してきたのだ。
 あきらかに堅気でない強面の連中だ。そいつらが大挙して室内にいた者をすぐさま抑え込んでいく。
 格闘に自信のある狩野のならば抵抗できたかもしれない。だが、京香のアナルを犯している最中であった彼は、怒張を締めつけられ反応が遅れてしまったのだ。
 そうして、瞬く間に全員が謎の男たちによって制圧されていった。





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