強者の定義 狙われた教壇のヴィーナス

【6】 迎える望まざる絶頂

 特別調教室の中央で、天井から垂れ下がる鎖に繋がれた手枷によってガッチリと両手を吊り上げられ、スラリとした長い脚を左右に大きく開いた状態で、それぞれに嵌められた足枷に繋がった鎖で床のU字フックに繋がれて、瑠華は人の字に拘束されていた。
 執拗に繰り返され続けられた将尊の舌責めに、白い裸体はすっかり朱色に染まり、股間部以外の全身を隈なく唾液で濡れ光らせ、与えられた刺激にブルブルと身を震わせていた。

「ふーッ……ふーッ……ふーッ……」

 グッタリと頭を垂れ、口に噛まされたボールギャグの合間から唾液を溢れ出させながら、荒い息を吐き出す瑠華の姿に、将尊はニタリとやらしい笑みを浮かべると、ゆっくりと彼女の足の間にしゃがみ込んだ。
 下から見上げると、瑠華が履かされた黒革の穴空きパンツからは剥き出しの秘部をよく見ることができ、薄目の茂みや、プックリと充血した秘肉を観察することが出来た。
 
「ウヒヒッ、オ×ンコが口を開きかけて、その奥にキラキラと濡れ光るモノが見えるよ。しっかり感じてくれてたんだね、瑠華ぁ」
「――ッ!!」

 将尊の言葉に、瑠華はビクッと身体を震わせ、その言葉を否定するかのように激しく頭を左右に振り、少しでも脚を閉じようと、太ももに力を入れプルプルと震わせた。
 そんな瑠華の反応に、将尊は浮かべていたやらしい笑みを益々深めると、ゆっくりと彼女の股間へと顔を近づけていく。

……はぁーッ……はぁーッ……

 荒い息遣いが股間部に吹きかけられた事で将尊の行動を感じとった瑠華は、少しでも彼から逃れようと下半身をくねらせる。
 だが、将尊はそんな彼女の腰を下から抱え込むようにガッシリ掴むと、己の口先を、彼女の秘部へと押し付けた。

「――ひッ!? い、いひゃーッ!!」

 必死に身体を揺すり振り払おうとすのだが、将尊はピッタリと瑠華の股間へと張り付いたまま、むしゃぶりついた彼女の秘肉へと、舌を挿し入れ始める。

――ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ……

「ひ、ひぃぃッ! ひゃ、ひゃめ……ぐッ、あぁぁ……」

 ヌメつく舌先でプックリと充血した秘肉をこじ開けられ、肉襞の一枚一枚にピチャピチャと這わせられていく感触に、瑠華は大きく身体を仰け反らせ嫌悪の悲鳴を上げる。
 無駄だと分かっていても、尚も吊られた身体を必死に揺すって足掻くのだが、四肢を戒める鎖が虚しくギシギシと音を立てて軋むだけだった。

「ひ、ひぐぅ……くぅッ!……むぅぐぅぅッ!!」

 異様に長い舌が、彼女の肉襞をかき分け更に膣内まで入り込むと、将尊は頭を前後に揺すりヌプヌプと抜き出しを行い始める。

「ふぐッ! うぐッ!! くぅぅッ!! ひぐぅぅッ!!」

 その感触に瑠華の頭が跳ね上がり、仰け反りながら、腰が痙攣したかのように震えだしはじめた。

「――ひぎぃッ!?」

 更に、将尊の指が彼の鼻先にある茂みから、既に充血していたクリトリスを見つけ出し、指先でシゴき始めると、その震えは益々激しいものへと変化していくのだった。



(あっ、イヤッ……こんな……男に……されているのに……)

 いつしか無意識に自分の腰が前後に動いているのに気が付き、瑠華は激しく狼狽した。
 だが、既に身体は瑠華の制御を離れつつあり、彼女の最も恐れる事態が目の前まで来ていた。

――ビチャッ、ビチャッ、ビチャッ……

「ふッ!……ふぐッ……んッ!!……んぁぁッ!!」

(ダメッ……このままじゃ……キちゃう……)

 迫りくるモノを必死に振り払おうと、口に噛まされたボールギャグを砕かんばかりに強く噛み締め、激しく首を振り立てるのだが、それはなんの効果も果たさなかった。
 次第に駆け上る背筋をゾクゾクと震わせる妖しい刺激に、瑠華の身体の震えはドンドン激しくなり、腰が激しく前後にカクカクと勝手に打ち振られ、もう彼女にそれを止める手段はなかった。

(イヤッ!……ダメーッ!!)

「ひ、ひッ……くぅぅぅッ! んンッ……ふぐぅぅぅぅッ!!」

 身悶えしていた瑠華の人の字に吊るされた身体が、突然、繋がれた鎖を軋ませながら大きく仰け反ると、その身を妖しく息ませながら、口枷を噛まされた美唇から声にならない淫泣きが溢れ出す。
 そして、その姿勢のまま拘束された身体をビクッツビクッと痙攣したかのように激しく震わせるのだった。



 瑠華は激しい痙攣が収まると、ガックリと項垂れ、全身の力が抜けたように我が身を吊るす鎖に身を預けていた。

「はぁ……はぁ……はぁ……あ……あぁぁ……」

 バストに巻かれた乳房搾乳枷がギチギチと革が軋む音を立てながら豊かな胸元が大きく上下し、全身からは汗をタラタラと滴らせつつ、余韻に身体をフルフルと小刻みに震わせている。
 自らの舌でイカせたそんな瑠華の姿を見て、将尊は達成感にニンマリと笑みを浮かべると、彼女の足の間から離れ、ゆっくりと立ち上がった。

「ウヒヒッ、いっぱい感じてくれたねぇ、瑠華」

 唾液でベットリと濡れ光る口元を手の甲で拭い、将尊はニンマリと笑みを浮かべたまま瑠華に施されていた顔面拘束のベルトに手を伸ばし緩めると、彼女の頭から取り外した。

「ぷはッ……はぁ……はぁ……」
「ウヒヒッ、そろそろオ×ンコが俺のチ×ポを欲しがって疼いてしょうがないんじゃないかい?」

 顔面拘束具を外され、顕になった瑠華の美貌にウットリしながら上機嫌に話しかける将尊だが、息も絶え絶えだった瑠華は、グッと下唇を噛みしめるとキッと彼を睨みつけた。

「……こ、こんな事をして……貴方は男として恥ずかしくないの!!」
「……えッ?」
「今だったら、まだ間に合うわ! 早く! 早く私の戒めを解いて自由にしなさい!!」

 望まぬ絶頂を与えられた悔しさに思わず涙を浮かべながら、それでも毅然と将尊を見つめ諭す瑠華。
 そんな彼女に、将尊はポカーンと間抜けな表情を浮かべていたのだが、次第に、その顔を歪めると徐々に真っ赤に染め、プルプルと肩を震わせ始めた。

「……さもないと……えッ!? ――うぐぅッ!!」

 ちょっと前まで上機嫌だった将尊の顔が、いつのまにか真っ赤な憤怒の表情に変わっているのに、瑠華がハッと気付いた時は遅かった。
 無防備だった腹部に、強烈な正拳が繰り出され、深々とめり込む。

「ぐッはぁ!……な……なにを……ぐあッ!……ぐふッ!!……や、やめ……」

 瑠華の静止の言葉を無視し、将尊の拳がゴスッゴスッと彼女の引き締まった腹部へと次々と叩き込まれ続けた。

「ぐッ……ふぐッ……」

 それは、将尊の息が切れるまで続けられた。



――ふ―ッ……ふーッ……ふーッ……

「ぐぅ……あぐ……つぅ……」
「や、優しくイカしてやってやったというのに、イイ気になりやがってぇ! あぁッ!? まだ教師顔かぁ? もう、お前は、ただの俺様専用の牝奴隷で、性処理用の肉玩具なんだよぉ!!」

 瑠華のショートヘアーの黒髪をガシッと掴み、彼女の頭をグラグラと揺さぶりながら、将尊は怒りで血走らせた目で見下ろし、唾を吐きつけんばかりに怒鳴り散らす。

「たかが肉玩具が、俺様に命令するたぁ、イイ度胸だなぁ!!」
「い、いたッ……こ、このぉ……いい加減に……しなさいよッ!!」

 そんなあまりの将尊の傍若無人ぶりに、遂に瑠華もブチキレた。
 ブチブチと掴まれた髪の毛が引き千切れるのも構わず、強引に将尊の手から頭を振りほどくと、彼の鼻先向かって勢いよく頭突きを振り下ろした。

――ゴスッ!!

「ぐあぁッ!!」

 鈍い音と共に、鼻先に不意打ちで受けた衝撃と痛みで将尊は激しく吹き飛び、そのままの勢いで床に背中から叩きつけられた。

――バンッ!!

 その光景を監視カメラで見ていたのだろう、特別調教室の扉が荒々しく開け放たれ、何人もの黒ツナギの男たちがドタドタと室内へと雪崩込んできた。
 そんな男たちの中からスーっと躍り出た常磐の右手が、閃光のような速さで瑠華の左頬に向けて放たれる。
 パーンという大きな音を立て、左頬に強烈なビンタが炸裂すると、グラリと瑠華の視界が揺れた。
 その程度の平手など通常の状態だったら簡単に避けれた瑠華だったが、拘束された身では躱すことなど出来ず、衝撃に身体を仰け反らせる。

――ギシッ……ギシッ……ギシッ……

 瑠華を吊っている鎖が激しく揺れるのだが、それでも彼女はぶつかる瞬間に僅かに顔を逸らす事でダメージを軽減していた。
 左頬がヒリヒリする面を上げ、叩いた常磐をキッと睨みつける。
 そんな彼女の態度を常磐は冷ややかに見下ろすと、再び高々と手を振り上げた。

「ばきゃやろう! 顔は殴るんひゃねぇ!!」

 突然、室内に鳴り響いた叱責の声に、振り上げられた常磐の手がピタリと止まる。
 そして、高々と振り上げた手をゆっくりと下ろすと、常磐はスーっと瑠華の正面から脇に退き、代わりに2人の黒ツナギの男たちに助け起こされた将尊の姿が、彼女の目の前に現れた。
 痛そうに鼻を押さえる彼の分厚い手の合間からは、ポタポタと赤い水滴が床に滴り落ちていた。

「よ、よくも……よくも、よくも、やってくれたなぁ……」

 憎悪の炎を宿した目で睨みつける将尊に、瑠華は口端を吊り上げ、冷笑を浮かべ応えた。

「少しは男らしい顔になったんじゃない? 貴方の事は、教師として嫌いにならないように必死に努力してきたつもりだったけど……もーぅ、ダメだわッ! 私は貴方の事が大っキライだわ!!」
「―ーぐッ!?」

 瑠華の言葉に、見えない攻撃でも受けたかの様にフラフラと後ろによろける将尊を、両脇に控える男たちは慌てて支えた。
 そんな将尊と瑠華のやりとりを脇でジッと見ていた常磐は、一瞬だけフッと口元を僅かに綻ばせると、ツカツカと将尊の前まで歩き、恭しく頭を下げた。

「この牝には、もう少し自分の立場がわかるように、少しキツ目の躾が必要ですね」
「あ、あぁ……只の牝の分際で、俺様に歯向かった事を思い知らせてやるッ!!」
「それだったら、僕に妙案があります……ちょっと失礼します」

 そう言って、将尊の耳元に口を近づけると、常磐は何やら吹き込み始めるのだが、その彼の言葉を聞くに従い、怒り狂っていた将尊の顔が、見る見る好色そうな表情に変わり、口元にニタリと残忍な笑みを浮かべるのだった。





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