気高き心は砕かれて、欲望の昏き水底へと沈められる・2
【5】屈辱の牝奴隷調教
知り合いの命を人質に取られ、屈辱的な隷属の言葉を言わされたクロエは、その身を上階にある寝室へと移されていた。
天蓋付きの広々としたベッドの上で、彼女は褐色の裸体に黒革の拘束具を装着されて身体の自由を奪われている。
――その細首には奴隷の証である肉厚の首輪が巻かれていた。南京錠で施錠された首輪の表面には鋲がビッシリと並び、拘束に使うリングが四方に備えられている。彼女が常に首から下げていたロザリオも、そのリングに括りつけられていた。
――手には握りこぶしの状態で小さな革袋が被せられており、背後で組まされ手首、二の腕に枷が巻かれ、さらに首輪の後ろのリングを加えた四点で十字に描く鎖が繋ぎ止めていた。
――肩を後ろに引かれて突き出された量感たっぷりの双乳には、上下から板で挟み込む乳枷が装着されている。根元を圧し潰された乳房はパンパンに張り出して、まるで砲弾のようであった。
――先端で尖る乳首は鰐口のクリップにより押しつぶされて、垂れ下がった分銅が彼女の身体が揺らされるたびに乳首を無残に引き延ばしてみせる。
――シートの上に膝をつき、背後に突き出した桃尻の谷間、肛門からはアナルストッパーの底部が覗いている。すでに腸内には大量の浣腸液を注ぎ込まれており、膨張したゴム栓によって排泄できぬようにされているのだ。
――苦しそう揺らされるヒップの下では、深々とバイブレーターが押し込まれた秘裂が見える。外部電源により凄い駆動音を響かせる淫具は膣洞内で猛る砲身をウネらせて溢れ出す愛液を周囲にまき散らしす。それに加えて二股にわかれた吸引器が陰核を包み込んで責め立てていた。
――首輪の前面リングに繋がれた鎖を握られ、主となったロドリゲスの股間へと端正な顔を埋めている。苦悶の呻きを上げ続ける彼女の口には、醜い肉塊が咥えさせられているのだ。
「んッ、んぐぅぅぅんッ」
浣腸を施されてすでに三十分以上が経過していた。
褐色の柔肌にはビッシリと冷や汗が浮かび、ポッコリと膨らんだ下腹部がゴロゴロと腸鳴りをさせながら時折、激しくうねりを見せる。
だが、満足のいくフェラチオ奉仕を成し遂げない限り彼女には排泄する権利すら与えられない。
無限に続く苦しみから抜け出すには文字通り牝奴隷として主となったロドリゲスの前にかしずき、その口を使って懸命にフェラチオ奉仕を続けていくしかないのだ。
「くぁぁぁぁッ、も、もう……ぐぅぅ、ダメですぅ」
「なに奴隷が勝手なことをほざいてやがるッ、その口で俺の精を絞り出して飲む干すまでは排泄はさせないからなッ」
「あぁ、そんな――うぐぅぅッ!?」
「泣き言いっている暇があったら、さっさと口を動かせ。まったく、俺の精鋭を相手にしてた姿が嘘のようだなぁ」
「んむ……んッ、んふぅ……んぐぅぅ」
グイグイと頭を上から押されて喉奥まで肉棒を受け入れさせられ、クロエは目尻に涙を浮かべ憤辱に顔を赤らめる。
頬を窄めて、少しでも早く終えられるように口腔奉仕に没頭して、ロドリゲスの指示に従っていく。
「おぉぅ、その調子だッ。へへッ、警棒を振り回すより、こうして牝奴隷として奉仕している姿の方が似合っているぞ。しっかりと躾けて最高の肉便器に仕上げてやるからな」
「んんッ、むぐぅぅぇ……んんッ、げぇぇぇッ」
首の後ろにまとめた黒髪を手綱のように握られて、頭を上下に激しく揺らされる。
はじめて経験するイラマチオによって喉奥を突かれ、背を丸めてえづいてしまう。
だが、それで容赦するような男ではない。さらに激しく責め立てられて、口の隙間や鼻から胃液混じりの体液を噴き出して、白目を剥いてしまう。
「こんなことで根をあげて俺をガッカリさせるなよッ。死ぬ気で奉仕しないとなぁ、誰かをブチ殺すことになるぞッ」
「んんッ、うぐぅぅ、ぐぅぅぅん」
「そうだ、やれば出来るじゃぁねぇかよ。そらそらッ、そろそろ出してやるから一滴も溢すんじゃねぇぞ」
体液で濡れ汚した美貌を見下ろしながら、ロドリゲスは腰を震わせて射精を開始する。
喉奥でさらに膨らんだ肉塊がドクドクと白濁の精液を注ぎ込む感触にクロエは目を白黒させる。
だが、どんなに苦しがろうが彼女が口を離すことを許されない。必死に喉を鳴らして全てを嚥下していくのだった。
「ふぅぅ、どれ、口を開いてみせろ」
フゥッ、フゥッと激しい鼻息をつくクロエの口から肉棒を抜き出すと、ロドリゲスはその口の中を確認する。
舌に絡みついたドロリとした己の精液がすでに飲み干されているのを確認すると、今度は舌で精を放った怒張を清めさせていく。
「そうだ、舌先を使って隅々まで丹念に清めるんだ……すぐにコイツを咥えただけでも股間を濡らすようになるからなぁ」
精を放ったばかりだというのにロドリゲスの男根は硬さを失ってはいなかった。それどころは舌先で清められていくうちに、その硬度を増していくのだ。
もう五十代にも届こうかというロドリゲスの年齢を考えると驚異的な性の強さだろう。目の前でそそり勃つ人並み以上の剛柱を前にしてクロエも信じられない想いだった。
「うッ、うぐぅぅ……お、おトイレに……行かせて下さい」
断続的に続く便意の波がふたたびやってきていた。黒革の拘束具で拘束されたグラマラスな身体を揺すり、哀訴してくるクロエの姿を満足そうに見下ろして、ロドリゲスは首輪の鎖をひいて彼女を連れて行く。
だが、彼が向かったのは備え付けのトイレでも部屋の出口でもなかった。
窓からテラスへと足を踏み出すと、格子状になった手すりの上から尻を突き出すように指示するのだった。
その下には趣味で作らせた日本庭園があり、大量の錦鯉が泳ぐ池があるのだ。
「ま、まさか……そんな……」
広々とした敷地で誰も見ている者はいないだろう。それでも野外、それも周囲からの視線から隔てるもののないテラスで排泄しろという指示には躊躇させられる。
だが、その間にも腹痛は激しくなっており、もう立っているのも辛い状態なっている。くの字になった脚はプルプルと震えてしまい、一度でも座り込んだら立てそうもない。
さらにトドメを刺すようにロドリゲスは肛門内で膨張しているアナルストッパーの空気を抜き始めた。
シューッという音とともにアナルストッパーが縮んでいくのがわかる。それとともに堰き止められていた便が出口をもとめて押し寄せてくるのだった。
「あぁぁ、そんなぁ……」
「もう限界だろうが、諦めてクソをぶちまけてみせろッ」
「うぅぅ、い、いやあぁぁぁ」
強制的に身体を手すりの上へと移動させられた。張りのある褐色の尻肉が中空に突き出されて、恥辱に震えるクロエはイヤイヤと首を振る。
だが、もう彼女の我慢も限界だった。アナルストッパーの空気が抜けきり、せき止める力を失せると決壊を迎えてしまう。
――ブッ、ブブゥ
激しい放屁とともに固形便がアナルストッパーとともに散弾のようにまき散らされる。続いて濁流となった流動便が桃尻の谷間から放物線を描いて放出されていった。
「い、いやぁぁぁッ」
クロエの悲痛な叫びとともに降り注ぐ排泄物。それに池の鯉が群がり、水面がバチャバチャッ激しく波立つ。
排泄がなかなか止まらず号泣しつづけるクロエの顎を掬い上げて、その唇をロドリゲスは奪ってみせた。
黒い瞳から光が失われ、反抗する気力を失った彼女はそれを受け入れ、差し込まれた舌にも応じていく。
「んんッ……ううふぅん」
次第に気分をだし、乳枷に締め付けられた乳房を揉み上げられると、鼻先から甘い響きの媚泣きまで漏らすようになっていた。
ようやく排泄を終えるとクロエはガックリと力尽きる。それを小脇に抱えてロドリゲスは寝室へと彼女を連れ帰る。
「さぁて、じゃぁ、ご褒美をやろうなぁ」
ベッドの上で膝をつかせたクロエの上体を倒し、高々と桃尻を突き出すポーズを取らせるのだが、すでに心を折られた様子の彼女はされるがままで、素直に従っている。
その背後に陣取ったロドリゲスはサイドテーブルから取り出した小瓶から中身のクリームを指先で掬い取ってみせた。
薄ピンク色したクリームはサラサラとした触感で、すぐに体温で溶けていく。
それは後ろ盾となってくれている隣国の組織から入手した催淫クリームであった。
(これを塗られたら、この女も終わりだな)
元々は軍だか諜報機関が拷問用に開発したと噂されるほど効果は強力で、秘部に塗られた女は半日以上もよがり狂わされてしまう。
その人格すら壊しかねない強力過ぎる効果と含まれている麻薬成分によって、そのクリームなしでは生きられない身体にされてしまう恐ろしい品なのだ。
それ故に洗脳や調教にはもってこいで、ロドリゲスも気に入った女を手懐けるのに重宝していた。
それをバイブレーターを抜き取った秘裂へと塗りつけていった。
肉襞の一枚一枚に入念に擦り込んで膣肉の隅々まで塗りつけいく。
すでにバイブレーターにかき回されてトロトロの膣内はすぐに効果をしめし、どんどんと愛液が溢れ出してくる。
さらに吸引されて痛いほど勃起している肉蕾や、充血して重みをました二枚の肉唇にもたっぷりとクリームを塗っていった。
「あぁぁ、な、なんなの……あぁン、疼いて……あぁん、辛いわぉ」
「もう少し待ってろ、もっと気持ちよくしてやるからなぁ」
切なげに揺らされる尻肉をピタピタと叩きながらロドリゲスは口元を綻ばせ、今度は排泄したばかりの菊門にもクリームを塗り込んでいった。
「あぁん、そこは……」
浣腸を受けて荒れてただれた粘膜に指を入れられてクリームを塗りつけられる。
不潔な排泄器官を他人に執拗にまさぐられることに激しく戸惑うクロエだが、同時に今まで感じたこともない妖しい感覚に次第にウットリとさせられはじめるのだった。
甘く切ないすすり泣きを聴きながらロドリゲスが次に手にしたのはアナルビーズだ。
三センチ程の球体を数珠つなぎにしたアイテムだ。それにも潤滑油代わりにクリームを塗りつけて、一個、また一個と肛門の中へと押し込んでいく。
「うん、んんッ……あぁん、い、いあぁぁぁん」
「なにが嫌だ、そんな甘い声を響かせて、股間は愛液で大洪水だぞ」
粘膜から浸透した媚薬の効果で秘裂は蛇口の壊れた水道のように愛液が溢れ出していた。太ももと激しく濡らしてシーツに大きな染みをつくるほどで、その効果は徐々に全身にも広がっている。
ハァハァと発情した牝犬のように呼吸を荒らげて、上気した褐色の肌には沸々と汗が噴き出てくる。その汗の珠が表面を滑りおちる感覚に、ゾクゾクと身悶えしてしまうほどに感度も高まっていた。
「くぅぅん、あぁん、辛い……うぅん、凄く辛いんですぅ」
「うまそうなケツを振って催促しやがって、そんなに俺のチ×ポが欲しいのかよ」
「あぁぁぁ、欲しい……あぁ、欲しいですぅ。お願い……お願いします、早く入れて下さい」
愛液を垂れ流す秘裂を押し付けるように催促する今の姿には、警察官としての誇りを胸に職務を遂行していた面影はなかった。
そこにいるのは肉欲に溺れた哀れな牝だけなのだ。
「相変わらず、すげぇ効果だな。よし、今、可愛がってやるからなぁ」
正義感に燃えていた女性警察官の乱れた姿に、ロドリゲスも高ぶり、男根の海綿体をひときわ充血させて疼かせていた。
張り具合の素晴らしい桃尻を抱え込むようにして結合に入ると、愛液が激しく濡れ光る秘穴へと亀頭を埋没させていく。
内側へとヌルりと入り込むと、処女のような窮屈さで膣壁が締め付けてくる。それに押し出されないよう膣道を抉じ開けて深部に向かって突き進む。
「あふぅぅ、す、すごいぃぃッ、硬くて熱いのが入ってくるぅ」
「おうおう、すげぇ締め付けだな。こりゃ、調教のしがいがあるな」
すでに挿入しただけで軽く逝き続けているのだろう。ギュウギュウと精を搾り取ろうと膣洞が妖しく蠢いていた。
その感触に強面を綻ばせたロドリゲスが本格的にピストン運動を開始すると、クロエは背を反らしてビクンビクンッと拘束された身を震わせるのだった。
「おぉぅ、予想以上の身体だなぁ、気に入ったぞ」
腕を十字に繋ぎとめている鎖を握りしめてクロエの上体を引き起こすと、乳枷に押しつぶされている乳房に指を埋める。
その弾力を確かめるように揉み立てて、尻肉へとパンパンと腰を打ちつけると、顎を掴んで喘ぐ口を奪うのだった。
「んふぅ……あぁぁ、んッ……うふぅん」
激しいベーゼを繰り返して、クロエも憎き悪党へと舌を絡ませ、少しでも肉悦を得ようと妖しく腰を振りだしていく。
まとめられていた黒髪がほどかれ、ウェーブを描く豊かな髪の中へとロドリゲスが指を差し入れる。サラサラな感触と鼻孔をくすぐる甘い香りを堪能しながら、さらにピストン運動を早めていった。
「いやらしくケツを振りやがって……よぉし、そろそろ出してやるからな、しっかり子宮で感じろよ」
「あぁぁん、はいぃぃッ」
肉洞を突き抜けて子宮口をグリグリとコネまくられて、クロエは凄まじい悦楽の声をほとばしらせる。
そうして子宮へと白濁の精を注ぎこまれて、拘束された裸体をガクンガクンと打ち振らせた。
「まだだ、これも味わえよ」
絶頂と同時にアナルに咥えてこまされていたアナルビーズが引かれ、腸液に塗れたボールが次々と肛門から引き出されてくる。
その脳が震えるような感触にクロエは悶え哭かされた。
そうして、いまだに経験したこともない領域のオルガスムスへと達するのだった。
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