獄姦学園 生贄の新任女教師
【5】堕とされし者の末路
その数日後、繁華街へと連れ出された結衣は見知らぬビルの中にいた。
外装はなんの変哲もない建物だが、一歩足を踏み入れると物々しい警備がされている。
屈強な警備員に守られた扉を抜けると、地下への階段があった。
「お待ちしておりました、若ッ」
鮫島を出迎えた男たちは、正装をしているものの厳つい顔のヤクザ者だった。
彼らは鮫島を奥へと案内する一方で、取り残された結衣を取り囲んできた。
「な、なんなの……あぁ、やめてッ」
ボンデージ衣装の上に羽織っていたコートを剥ぎ取られ、抵抗の意志を見せる間もなく腕を背後に捻り上げられてしまう。
その全員が格闘術の有段者であり、人間を取り押さえる術に精通しているのだ。
背後で組まされた両腕に幅広のベルトが巻かれて拘束されると、拘束ベルトと首輪が鎖によって繋がれてしまう。
「い、いや――もごぉ、うぐぅぅぅッ」
さらに棒状の口枷――バイトギャグが噛まされて言葉まで封じられるのだが、その手早さは鮫島たちの比ではなかった。
逃亡防止に短い鎖で繋がれた足枷も装着されて、どうにか歩くだけの歩幅に制限させてしまう。これでは結衣の得意な蹴り技も繰り出すことは不可能なってしまった。
完全に抵抗の術を失った彼女を首輪に繋いだリードでひき、男たちはスタスタと連行しようとするのだ。
少しでも抗う姿勢をみせると容赦なくヒップにパドルによる打撃を受けて、尻肉が無残に赤く染まる。
「うぐぅぅぅッ!!」
衝撃が逃れられない打撃を受けて目の前には星が飛んでいた。さらに動かねば二撃、三撃と打撃が襲いかかり、よろけた所をリードが引いてくるのだ。
まるで家畜のように追い立てられながら結衣が連れていかれたのはステージの上だった。
強烈なライトが照らされて目を眩ませながら、その向こうの客席には大勢の人が詰めかけているのが気配で伝わってくる。
ようやく光に目が慣れてくると暗闇の中から向けられる無数のギラギラとした眼差しを向けられているのに気がつき、思わず後退りしてしまう。
その結衣の背中がドンとなにかにぶつかった。
振り向けば、まるで壁のように肉厚の胸板がそこにはあった。見上げると白い歯が並べ不気味な笑顔を浮かべる黒人の顔がある。
「――ひぃッ!?」
「ヘイ、ガール」
馬面の男は結衣を見下ろしてニヤニヤと不気味な笑みを浮かべていた。
ボディビルダーのようなたくましい肉体の男で、二の腕の太さは結衣のウェストほどもありそうだ。
「――んんッ!?」
男が身につけているのは黒いビキニパンツだけで、股間部分はもっこりと膨らみ怒張の半分以上がはみ出ているのが見えた。
結衣の目の前には、その毒蛇のような亀頭部分が傘開いた状態でつきつけられていた状態で、先端からトロトロと溢れ出したカウパー氏腺液ですでに濡れ光り、咽かえるような甘酸っぱい雄の香りが漂ってくる。
「ヘイ、カモンッ」
身を引こうとする結衣の肩が大きな手でガッシリと掴まれていた。そのまま引き寄せられると軽々と抱き上げられてしまう。
「は、はなひへッ(は、放してッ)」
反射的に蹴りを放ってみせたが、相手なビクともしない。密着させられているのもあるが、連日の調教で鍛錬もできずに彼女の肉体は確実に衰えていた。
それでも並みの女性以上の威力があるのだが、相手は意に介した様子もない。
それどころか血気盛んな結衣の反応にニタリと笑みを浮かべて、ギュッと抱きしめてくるのだ。
だが、それは抱擁などという生易しいものではなかった。ミシミシと全身の骨が悲鳴をあげてしまうほどの締め付けなのだ。
「おいおい、マーク、そのままだと、いつもみたいに絞め殺しちまうぞ?」
「オーッ、ソーリー」
いつの間にか脇には正装に着替えた鮫島が立っていた。
マークと呼ばれた黒人とも顔見知りのようで流暢な英語で会話を交わしてみせている。
「なんだ、どういうことかわからないって顔だなぁ」
状況が分からずに戸惑っている結衣に対して、鮫島はめんどくさそうに説明をはじめた。
「あーッ、簡単に言ってしまえば結衣先生よぉ、アンタには飽きたんだよッ」
「……!?」
「あぁ、解放されると期待させたのなら悪いな、オヤジの教えでな悪事の痕跡はすべて消すことになってるんだわぁ……なら、どうなるか、わかるだろう?」
胸をよぎった期待はすぐに霧散して、鮫島の浮かべる残忍な笑みに嫌な予感と不安が結衣の胸に広がっていく。
そして、それは決して間違いではなかったのだ。
「アンタにはこのまま、牝奴隷として出荷させてもらうわ。ホント、今まで愉しませてくれて、ありがとうなぁ……で、ここにいる皆様が新しいご主人さまってわけだ」
背後に座る観客たちを鮫島は指し示す。
薄暗闇に浮かぶ彼らの顔には、鮫島も浮かべていた嗜虐者特有の笑みが浮かんでいるのが見える。
どの者も結衣を人とは見ていないのは、注がれる冷めた視線が物語っている。
「んん――ッ!!」
「あぁ、あとの事は心配しないで大丈夫だよ。理事長のババァがすべて手をまわしてくれている。アンタも薄々は気づいてたと思うが恩師と慕うあの女はなぁ、最初から俺たちに差し出す生贄にするつもりでアンタを呼び寄せたんだぜぇ」
「――んッ!?」
鮫島は結衣が恩師として慕う学園長が、今では鮫島の父親の情婦であり、息子の便宜をはかるように暗躍していることを明かしてみせる。
そうして、顔を強張らせていく結衣の顔を眺めて満足していくのだ。
「やっぱり、女が絶望する顔で最後をしめるのが最高だよなぁ、それじゃぁ、まぁ、達者でなぁ」
「んん―――ッ!!」
マークが抱えていた結衣の両脚を抱えなおして空中でM字開脚のポーズを取らせていた。
幼児にオシッコをするような恰好なのだが、もちろん放尿させるためなどではない。
その股間の下では彼の巨根がムクムクと膨張を続けており、先ほどの状態でもまだ完全に勃起していなかったのがわかる。
子供の腕ほどまで膨張した巨根、それがアナル開発されてきた肛門に押し当てられたことで結衣も相手の目的を知ることになる。
「ん――ッ、んん――ッ!!」
背を向けて歩き出した鮫島に結衣は必死に助けを求めた。たが、すでに彼女に対する興味を失せた彼の脚を止めようともしない。
観客たちが期待の目を向ける中で黒人のマークによる結衣の凌辱ショーが開始された。
肛門に押し当てられた巨根がメリメリと挿入されていくにしたがい、結衣があげる壮絶な絶叫に会場からは割れんばかりの歓声があがる。
それらのいずれも歩み去っていく鮫島の興味を引くものではなかった。
そして、扉から外へと出れば、それも完全に聞こえなくなるのだった。
「そういや柴咲がいい女を見つけたと言ってたな……」
ビルから出た鮫島は繁華街の雑多な人波に身を入れながら、すでに次の牝へと関心を移しているのだった。
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