淫獣捜査スピンオフ 女子大生 美里 夏貴の危険な取材旅行'
【4】硬い決意と眼前の拷問
エアマットの上でグッタリと倒れ込んでいる夏貴を見下ろしながら、治美は彼女の愛液でずぶ濡れになった右手に舌を這わしていた。
あれから一時間以上も刺激を与えて続けて、途中から絶頂した状態から下りられずに逝きっぱなしになっていた。
最後には潮まで吹いて白目を剥くと気絶してしまったのだ。
だらしなく脚を開ききった夏貴の周囲は、彼女が流したあらゆる体液によって激しく濡れて水溜りまで出来ている。
そんな無惨な姿をさらす夏貴の頭を、嗜虐者の素足が踏みにじる。
「若くて綺麗でいいわねぇ……男も知らず清い貴女を、もう男なんて求めない肉体に変えてあげるわね……でも、喋れるうちに情報だけは聞き出さないとね」
意識のない夏貴から拘束を解くと、近くにある拘束椅子へと座らせる。
各所に備えられたベルトで次々と身体を締め上げていく。
肘掛けにのせられた手首だけでなく、膝の手前に指も一本一本がまでもが別れて固定される。
両脚も大きく股を開くように太ももを固定すると指も間に櫛状の金具を差し込んで上下から挟み込む。
そうして、細腰や乳房の上下を跨ぐベルトで上半身も縛りつけて、最後にはヘッドセットのベルトで額にまわして首まで動けないようにするのだ。
「あぁ、そうだったわ、これもしないとね」
それは開瞼具とも呼びべき拘束具で金属のアームによって瞼を閉じられないように固定するモノだった。
そのままでは眼球は乾いてしまうため適度の保湿液で濡らす必要があるのだが、涙が溢れ続ければそれも必要とはなくなる。
無理やり開かされた眼球に差し込む光によって、夏貴は嫌が上でも覚醒することになった。
「う、うぅ……う、動けない……」
「おはよう、美里 夏貴さん。貴女、沖縄の女子大生なのね」
背後からの聴こえてくる治美の姿を鏡越しに確認できた。
彼女は下着姿のままこちらに微笑み、指の間に挟んだ免許証をチラつかせる。
「そんな貴女がなぜ探偵みたいにアタシたちの事を探っていたか……教えて下さる?」
「なんのことだか分からないわ、この街には観光で立ち寄っただけよ」
「あら、嘘は随分と下手なのね」
微笑んでくる治美に対して押し黙った夏貴だが、内心ではバイクに隠した陽介の取材メモが見つかっていないことに安堵していた。
あの中身をみれば陽介との関係やその調査内容まで隈なく把握されてしまう。
場合によっては陽介に再び魔の手が伸びて姉にも被害が広がる可能性があった。
警察まで協力しているとあれば遅かれ陽介との関係もバレるだろうが、勘の良い彼のことだから時間さえ稼げばピンチから逃れられる可能性も高くなる。
(あぁ、馬鹿なことをしたって怒られるんだろうなぁ……一番堪えるのはお姉ちゃんの泣き顔なんだけどね)
正直、ヤクザだけでなく地元警察まで抱き込んでいるとは思わなかった。想像してた以上に相手はヤバい存在だと知って生きて帰れるかは微妙だ。
それでも愛する二人のために少しでも時間を稼ごうと心に誓うのだった。
「あら、さっきまで可愛げがあったのに、また戻ってしまったわね」
「なにも喋らないわよ」
「それは困ったわ。あの女みたいな目には、できれば合わせたくわはいのよねぇ」
おっとりした口調でそう告げると、ピッと電子音とともに目の前の埋め込み鏡に映る景色が変貌していく。
それが電流を流すことで切り替わるマジックミラーだと気づいたのは、映り込んでいた自分の姿が消え、隣部屋の光景を完全に認識できた頃だった。
夏貴がいる部屋と同様の広さに、十人以上の男たちが詰めていた。
全員が背中に刺青を彫り込んでおり、暴力が日常の世界にいる住人である殺伐とした雰囲気を放っている。
そんな連中に囲まれて部屋の中央にひとりの女が吊られていた。
全裸に剥かれた女は両手首にはめられた鉄枷に繋がる鎖によって高々と両腕を吊られていた。
宙に完全に浮いている両脚も、足首に同様に鉄枷をはめられて床へと鎖に繋がれており、空中で]字に固定されているのだ。
そのスレンダーな裸体には前後から激しく鞭を打たれて無数の鞭痕を刻まれていた。そこへ塩水を吹き付けられて、グッタリと俯いていた女が激しく呻く。
ボーイッシュなショートヘアの髪をわし掴みにされて顔を上げられると、中性的な顔立ちが露わになる。
その女性はホテルに入る夏貴を見張っていた諫早 翠であった。
虎王会や地元警察の注意を夏貴に向かさせた彼女は、その隙に美浜邸や関連会社のことを調べ上げていた。
だが、その行動すらも連中は把握済みであり、重要な証拠が隠されているとの偽情報で美浜の別荘に誘いこむと罠にかけて捕獲していた。
そうして一昼夜の間、情報を聞き出そうと拷問にかけていたのだ。
「おらッ、そろそろ吐けやッ」
頬を左右から張り、髪を掴んだ頭をグラグラと揺する。衝撃で口の中を切ったらしく、口端からタラリと血が滴ってくる。
だが、気丈にも翠は男を睨みつけるとプッと血の混じった唾を吐きかけるのだった。
「この阿女ぁッ」
「よーし、まだまだ元気なようだな。ならこいつにも耐えられるだろう」
進み出た小太りな男が手にしていたのは逆流防止弁つきのアナルストッパーだった。
すでに抵抗する気力も体力も尽きているのか、黒ゴム製の器具が肛門へと押し込まれるのに苦悶の表情を浮かべるだけだった。
「よし、膨らませるぞ」
シュコシュコとポンプが握られて肛門を挟み込むようにゴム製のコブが膨れ上がる。
それが隙間なく密着しているのを確認すると、チューブを浣腸液で満たされたボトルへと差し入れ、薬液を注入するためのポンプを握り始める。
「うッ、うぅ……」
「へへッ、腹が膨れるほど飲ませてやるからな」
その言葉通りに一リットルのボトルを空にすると続けて新たなボトルの注入していく。
白濁の薬液が半透明のチューブを伝わり、女の腸内へと注ぎ込まれていった。
逆流防止弁によって押し戻すこともできず、徐々に翠の下腹部が傍目からわかるほどに膨れていった。
それを別の男が面白がって手でさすり、指を埋めて揉んで見せる。
「うぐぅぅ、や、やめ……」
「止めて欲しければ、情報は吐けよ」
「うぅぅ……」
顎を掴んで覗き込んでくる男から翠は視線を外す。
男たちも舌を巻く強い精神力で口をつぐむのだった。
「だんまりか、まだまだ足らないってよ」
「あッ、まって……ぐぅぅぅ」
さらに追加の薬液を注入されて、まるで妊婦のように腹が膨れさせられてしまう。
早くも効きはじめたのか冷や汗を全身に浮かべて、苦しそうに呻きをあげる。
だが、それでも根を上げようともしない彼女に、膨れた腹部を殴り始めた。
「おらッ」
「――ぐふぅッ」
吊られた女体がく゜の字に曲がり、ギシギシと鎖を軋みをあげ続けた。
「どう? 貴女はあれをされても耐えられる自信があるの?」
目の前で繰り広げられる凄惨な拷問の光景に夏貴の目を反らすこともできずに顔面を蒼白にしていた。
スピーカーからは絶えず男たちの荒々しい怒声と、女の苦悶の呻き声が聴こえてくる。
それには決意を決めた夏貴もしり込みしてしまうのはしょうがないことだろう。
そんな彼女の心をさらにグラつかせようと、態度次第では解放してあげても良いわよッと治美は甘言を重ねていった。
「う、うぅ……」
「さぁ、どうする?」
「ア、アタシは……」
思わず秘密を漏らしかける夏貴の脳裏に、親愛なるふたりの顔を浮かぶ。
それが寸前のところで彼女に踏みとどませると、グッと口をつぐませるのだった。
「あら、ここで踏みとどまれちゃうんだ……さっきの反応からあの女とは顔見知りじゃないみたいね。だけど、不安の芽はすべて摘み取っておきたい主義なの」
治美は、にこやかな表情で夏貴の顔を覗き込むと、笑みを深めていった。
「ひぃ、ひぃぃぃぃッ、止てぇぇ」
椅子に縛り付けられたままの夏貴は悲痛の叫びをあげていた。
指ひとつまともに動かせない今の彼女は、その股間には電動マッサージ器が押し当てるように設置されていた。
ブーンと低い駆動音を響かせて振動する先端が、敏感過ぎる肉芽に絶え間ない振動を送り続けてくる。
身悶えする彼女の身体は拘束ベルトによって椅子に括り付けられており、ギシギシとベルト軋ませるにとどまっていた。
それに加えて両乳首にはタマゴ型のローターが粘着テープで固定されており、こちらもモーターの駆動音とともに振動を乳首に与えてくるのだった。
もっとも敏感な箇所を三点責めさせて、彼女はすでに何度も絶頂を迎えさせられていた。
だが、休むことをしらない器具たちは、延々と夏貴を責め立てつづけていた。
そんな夏貴の正面、マジックミラーを挟んだ隣部屋では、ヤクザたちによる翠への拷問が続けられていた。
]字に吊られた彼女の腹を浣腸で膨らませた上に、今度は犯しにかかっていたのだ。
次々と彼女の秘部に怒張を挿入させて犯すと、次々と子宮へと精液を注ぎ込んでいた。
「よし、次だ、早くしろッ」
男たちは交代で翠を責めて、彼女に休む暇を与えていない。
捕まってからの彼女はこうやって責められ続けて、一睡もさせてもらえてない。
そうして徐々に体力と気力を削り続けて、強情な心をへし折ろうというつもりで、その効果は現れはじめていた。
「おらッ、呑気に寝てるんじゃねぇぞッ」
男たちに犯され続けて朦朧としはじめた翠の顔に冷水を浴びせられる。バシバシと頬が赤くなるまで激しく張られると、再び男たちは責めを開始する。
アナルストッパーを抜き取って、大勢の前で排泄させると、今度はアナルも犯そうというのだ。
前後からヤクザたちに挟み込まれて、ふたつ穴に怒張を押し込まれて穴という穴に精液を注ぎ込まれる無惨な姿は、肉食獣に貪られる獲物のようだ。
股間から大量の精液をポタポタと滴らせて、それでも強情な態度は変わらないの称賛に値するだろう。
だが、男たちはそろそろ飽きてきたらしく、苛立ちを見せる者が増えてきた。その中のひとりが手に取ったのはピストンマシーンだった。
――ドルンッ
工具を改造したモノで内臓された発動機によって装着されたディルドゥが高速でピストン運動を繰り返す。
しかも、装着されているのはシリコン製の棘を無数に生やした巨根仕様の特製品だ。
ガソリンの匂いを振りまいて、派手なエンジン音とともに高速で繰り出されるディルドゥの動きを見せつけながら男がにじり寄ってくる。
「こいつで犯してやるよ。もう普通に男の相手は出来ねぇ身体になっちまうがなぁ」
アクセルレバーを引かれて、さらに加速するディルドゥに対して流石に翠も恐怖の表情を浮かべていた。
そんな彼女に挿入しやすいように男たちは協力して足首の枷を外すと、大きく股を広げるように抱え上げてみせる。
「い、いや……やめて……」
「なら、全てを喋るかよ?」
「そ、それは……」
「なら存分に味わうんだなぁ」
「ひッ、ひぎぃぃぃッ」
耳を塞ぎたくなるような絶叫が木霊する。
女を身体を貫くマシンによって膣道を抉られ、子宮を無惨にも押し潰されていく。
男たちに抱え込まれた両脚がジタバタと暴れ、ピンと伸びると指先が折れ曲がる。
だが、マシンは溢れ出す愛液をかき出しながら秘部を蹂躙し続けるのだ。
それに加えてコケシ型の電動マッサージ器を手にした男たちが、両乳首と肉芽へとそれを押し付けてきたことで彼女の絶叫はさらに壮絶なものへとなった。
目を見開き絶叫を上げさせられてクールな美貌もいまや垂れ流す涙や鼻水によって酷い有様だ。
潮を吹き、失禁までして穴という穴から体液をタレ流して拷問は続けられた。
「も、もう……赦して……下さい……」
男たちにより壮絶な責めに、ついに強靭な心もついに砕けてしまうのだった。
その光景を涙ながらに見させられて、夏貴も連続絶頂の地獄の中にいた。
いくら逝き続けても電動マッサージ器が止まらずに、振動を受ける箇所は熱を持ったように感じられる。
だが、いくら泣き叫び、赦しを訴えても止まることはない。
マジックミラーの向こうで情報を吐き出さされて洗いざらい白状させられる翠の姿を前にして、夏貴は再び意識を失うのだった。
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